- 鉄骨構造
- 工場品質
- 耐震性
クルマづくりを通して鉄を知り尽くし、その強みを長年追及してきたトヨタ。
だからこそ、トヨタホームは家づくりに安定した品質が確保できる鉄を選びました。
鉄の持つ強靭さと、しなやかさを最大限に活かした構造体が、大きな地震の時にも大切なご家族の命を守ります。
太い柱と強い梁で地震の力を吸収する
「ユニット工法」
高層ビルにも採用される地震に強い鉄骨ラーメン構造。柱と梁が一つの枠のように一体化し、構造全体で地震の力を吸収します。
鉄の持ち味であるしなやかな粘り強さが、高い耐震性を発揮する構造です。シンセシリーズでは、強い鉄の柱と梁をさらに強固に接合した強靭な構造体「パワースケルトン」を採用。単体でもバランスの良い構造体を組み合わせることにより、建物全体としての耐震性がさらに高まります。
高性能と自由度を融合した構造体
「EST工法」※
高性能と、家づくり本来の自由度を併せ持つ鉄骨軸組工法のEST工法は、「災害に強い」「快適に暮らせる」などの基本性能と、「柔軟なプランニング」という自由度の両立をテーマとしてトヨタホームが独自に開発した工法です。
エスパシオシリーズなら少ない耐力壁で、一般的な鉄骨軸組工法と同等の強度を確保する事が出来るので、間取りの自由度が広がります。
※EST工法は、Evolutional System of TOYOTAの頭文字と、お客様に最上級の住まいをお届けしたいという願いを表しています。
長く「鉄」に携わってきた、トヨタならではの高品質
「剛接合」による接合部の強さが
住まいの安全を守ります。
設計通りの耐震性能の住まいをつくるために、溶接は重要な工程です。トヨタホームでは整備された生産環境で、オートメーション化されたロボットと経験豊かな技能者が連携し、それぞれの特性を活かして溶接を行い、安定した強さと品質を実現しています。
柱と梁の接合方法には、主に釘やボルトなどで固定するピン接合と、溶接によって固定する「剛接合」の二種類があります。このうち、トヨタホームが採用しているのは、「剛接合」です。鉄を分子レベルまで溶け合わせて接合する溶接によって、柱と梁を強固につなぎ、ユニット全体を一体化します。
自動車の生産で培われたトヨタの工場品質
トヨタホームの家づくりには、自動車の生産を通じて培われてきたモノづくりの思想が受け継がれています。
工場内では、技術者が無理のない姿勢で一邸一邸ていねいにつくり込みができるように作業環境を整備。
トヨタ生産方式は、高品質を追求するトヨタホームの生産現場にも活かされ、安心の家づくりを支えています。
工場生産だからこそ実現できる4つの「高品質」
工場で約85%を生産するから
徹底した品質管理が可能
コンピューターで一元管理された工場では、工程の徹底したシステム化によって生産効率を追求。
250項目に及ぶ項目を検査しバラツキのない安定した品質を実現。理想的な生産環境で高品質の住まいを実現しています。
継続的な改善で技術を向上
トヨタホームの品質は、一つひとつの技術の積み重ねによって実現したもの。分業制によって進められる技能者一人ひとりの技能追求の結果です。
徹底した効率化で
高品質な住まいを実現します
工場で生産する事によって完成までのあらゆる工程を効率化。
ムダを徹底的に排除した家づくりを行っているからこそ、使用する材料にこだわり抜いた、高品質の家づくりが可能になります。
わずか1日で組み立て完了するから
天候の影響を受けない
トヨタホームのユニット工法は、ユニットの据付から屋根の防水工事までわずか1日で作業完了。雨によって構造体や断熱材が濡れないので家が傷む心配がありません。
迅速できめの細かい施工により、工場で作り込んだ品質をそのままカタチにすることができます。
クルマづくりから生まれたトヨタの防錆技術「カチオン電着塗装」
カチオン電着塗装は、トヨタのクルマづくりの技術とともに培われてきた防錆技術です。塗料の入った電着槽に鉄骨を丸ごと浸し、耐久性の高い樹脂塗料を電着させることで、鉄骨の表面を強固にガード。鉄骨の裏側や、ドッキングプレートなどの細かな部分にも、ムラのないサビ止めを施しています。
さらに、湿気がこもりやすくサビが発生しやすい1階床下の鉄骨には、溶融亜鉛、アルミニウム、マグネシウムの合金メッキを施した「高耐久メッキ鋼板」の上に「リン酸亜鉛皮膜」と「カチオン電着塗装」を2重に施すことで、万全の防錆性能を実現しています。
繰り返しの地震にも安心して住み続けられる
トヨタホームは標準仕様で耐震等級3
トヨタホームは国の定める住宅性能表示制度において、最高ランクの「等級3」の基準値を大きくクリア。
数百年に1度の確率で発生する大地震の1.5倍の地震力でも倒壊しない耐震性能を示すこの等級は、災害時の活動拠点となる消防署などと同等の強さを証明しています。
※1 商品・プランにより、異なる場合があります。
※2 建築基準法で求められる基準強度。(数百年に1度発生する地震にも倒壊しない)
※3 消防署・病院のうち、災害時に拠点として機能すべき施設は、「官庁施設の総合耐震の構造体の大地震に対する耐震安全性」において、最高ランク1類に該当。
繰り返しの地震を想定した90回に及ぶ加振で構造体の強さを実証
トヨタホームの構造体「パワースケルトン」と制震装置「T4システム」の性能を実証するために行われた実大実験。
一部の実験はTV・新聞などのマスコミや大学教授をはじめとする有職者に公開されました。
兵庫県南部地震(震度7)や、軟弱地盤を想定した予測東海地震(震度7)などのデータを忠実に再現し、余震を想定した計90回におよび加振を実施。
うち17回は数百年に一度の大地震(震度6以上)の揺れを再現しましたが、構造体の損傷は一切なく、大地震の後でも安心して住み続けられる耐震性能が実証されました。
大型サッシに「外れ」や「割れ」はなく、可動もスムーズ。
太陽光発電も異常なし。停電時の安心も実証。
外壁タイルにも剥離や割れなどの損傷なし。
耐震実験
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